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冬瓜(とうがん)は、簡単に調理できておいしい夏野菜です

冬瓜(とうがん)をご存じですか?

夏から秋にかけて旬なのに、名前が冬瓜。生駒市でも冬瓜を作る生産者さんは多く、直売所にもよく並ぶ野菜です。でも売り場で見かけても食べ方がわからない方も多いのではないでしょうか?

今回は、冬瓜の美味しさをお伝えして、冬瓜の代表的な調理方法や保存方法をお知らせします。

栽培中は産毛がびっしりでイガグリ頭みたいでかわいいです。

まずは名前の由来から

冬の瓜と書く「冬瓜(とうがん)」は、ウリ科の野菜で、キュウリやスイカ、カボチャ、ズッキーニなどと同じ仲間ですが、名前に反して、冬の野菜ではなく8月から10月ごろが収穫のピークになる夏の野菜です。

なぜ冬瓜と呼ばれるのかというと、冬瓜は固い皮に覆われているので、「冬まで食べられる」ほど、保存性が高いことから、冬瓜と呼ばれるようになったそうです。

まるっと恐竜のたまごのようですね。

保存方法と選び方


カットしないまま、まるごと新聞紙がくるんで冷暗所で保存してください。一般的なご家庭では1か月ほどしか日持ちはしません。一度カットすると1週間ほどで傷んでしまいますので、お早めに使い切るようにしてください。

冷蔵庫の場合は、皮つきのまま丸ごとキッチンペーパーとラップで包んで野菜室で保存しましょう。約1~3カ月保存できます。

購入の際には、どっしりと重く皮の表面に白い粉がふいているものを選びましょう。カットされている場合は、切り口がみずみずしいもの、種がしっかり詰まっているものが新鮮な冬瓜です。

新鮮なものは、種が詰まっていて切り口がみずみずしいです

あっさりとした味わいでお出汁と合います。

果肉が白くさっぱりとした味わいの冬瓜。分厚い皮で覆われていますが、約95%が水分でみずみずしく食べごたえがあります。

煮込めば、じんわり優しく出汁を吸い込み、やさしいお出汁の料理が好きな、日本人にぴったりのお野菜です。

お出しで煮込めばおいしくいただけます。

また、生でも食べることができサラダや浅漬けなどにおすすめです。
さらに炒めても美味しい野菜ですので、豚肉などと一緒に炒めるのも美味しいです。

美味しく食べるポイント

★皮を厚くむきすぎない。
皮をむくとは、ピーラーなどで薄くむいてください。少し青みが残っていてもOKです。加熱しても柔らかくなりすぎず、おすすめです。

★3~4分下茹でしてから
煮物などにする際は、たっぷりのお湯で下茹ですることで青臭さが和らぎます。また、お出汁の味がよく染み込みやすくなりますの沸騰したお湯で3~4分下茹でしましょう!

★カットした冬瓜を保存するときは
スプーンで冬瓜のワタと種を取ってからラップにくるみ冷蔵庫で保存しましょう。長期的に保存したいときは、食べやすい大きさにカットしてから、冷凍用保存袋に入れて密封し、冷凍庫で保存してください。保存の目安は1カ月です。

こんなふうに育ててます。

辻さんが作っている高山町の畑に伺いました

冬瓜は、カボチャと同じようにツルに成る果実で、まんべんなく太陽に当たるように空中につるして栽培する方もいます。

花が咲いて受粉すると実がついて大きな冬瓜に育ちます。収穫までは外敵から身を守るかのように表面が産毛で覆われます。(※産毛といっても結構硬くて痛いです。)

辻さんをはじめ、生駒市の生産者の冬瓜は、青空市場や移動販売でお求めください。

新鮮野菜が買える!青空市場や移動販売の開催情報 | 生駒市公式ホームページ (ikoma.lg.jp)


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