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うそっ!?生駒市で美味しいワカメが採れるの?「おかわかめ」

「おかわかめ」ってご存知ですか?

名前だけ聞くと「わかめ」という響きから、海で採れるわかめや海藻の仲間なのかなと思いそうですが、「わかめ」の前に「おか」と陸上を想起させる文字が入ってます。

あれ??もしかして海藻じゃなくて植物なの??
そうなんです!

ハートマークがかわいい「おかわかめ」

実は、おかわかめは、れっきとした葉物野菜であり、海のない奈良県生駒市でも栽培できる「わかめ」なのです。名前の由来は、葉を刻んだり、加熱した際にわかめのようなヌメリが出てくることと調理した際に見た目や色合い、食感がわかめによく似ていることから「おかわかめ」と名付けられました。

長寿の薬草として伝来!栄養満点「おかわかめ」

おかわかめは、南アメリカやアジアの熱帯地域に自生する植物で、標準和名は「アカザカズラ」といいます。日本に伝わったのは、中国から長寿の薬草として伝来したそうで「雲南百薬」というまるで薬のような別名があります。ブラジルなどでは生の葉っぱを火傷や虫刺され、肌トラブルの治療薬として使う地域もあるほどだそうです。
※参照元:熊本大学薬学部薬用植物園 植物データベース

元気にわんさか葉が茂ります

地中に球根があるツル性の熱帯性多年草なので、日本の寒さには弱く、秋には葉が枯れるものの、春になると球根から芽吹くため、生駒市でも数件の農家さんが栽培に取り組み、収穫時期は5月~10月と比較的長く旬が続きます。

おかわかめを育てる生産者の上武さん

美味しくなければ勧めません!
おかわかめは、マジ美味しいです!

薬草として伝来していたとなると、なんとなく味わいはそんなに期待できそうにないと思いがち、見た目もただの「葉っぱ」なので、筋があって固そうとか、渋みがあって口がしびれちゃいそうとか、なんかネガティブに感じるかもしれません。

しかし、美味しくなければおすすめしません。おかわかめは、サラダなど生でも食べられるほど葉が柔らかく、さっと湯がけば、適度にぬるっとしてコリッと食感もあり、クセがほとんどないので、とっても食べやすくて美味しい野菜です。

見た目はただの葉っぱですが、うまいんです

さらに嬉しいのは、なんといっても調理がとても簡単なこと。

さっと湯に通すだけで色合いが本物のワカメのような濃さになり、和え物やおひたし、スープなどにワカメのようにも使えます。またさっと炒めてパスタにしたり、オムレツの具にもおすすめです。

おすすめは、ポン酢和え!

見た目も食感もわかめで、味はスッキリとして美味しいです

材料 (2人~3人分)
・おかわかめ・・・100g
・ポン酢・・・大さじ1杯
・かつお節・・・適量

1.おかわかめの表面を流水でさっと流します。
2.お鍋に熱湯を沸かし、10秒から15秒ほどさっとゆでてザルにあげて水気をきります。
3.お好みの大きさに切って、ボウルへ入れる。
4.ポン酢を入れてよく和えます。
5.器に盛りたっぷり鰹節をかけたら完成です。

ポイントはゆで時間
おかわかめは、茹ですぎると食感が損なわれてしまうので、サッとゆでてお召し上がりください。

朝の定番におかわかめオムレツ!

忙しい朝でさっと簡単!おかわかめオムレツ

材料 (2人分)
・おかわかめ・・・50g
・ソーセージ・・・3本
・玉ねぎ・・・1/4個
・オリーブオイル・・・大さじ1
・トマトケチャップ・・・お好みの量

(卵液材料)
・卵・・・3個
・牛乳・・・大さじ3杯
・塩コショウ・・・少々

1.ソーセージを1cm幅に輪切りにして、玉ねぎも1cmくらいの角切りにして、おかわかめはさっと水で洗い、縦半分に切ってから、幅2cmくらいに切っておいてください。
2.ボウルに卵を割り入れて、牛乳と塩コショウを入れてよく混ぜ卵液を作っておきます。
3.フライパンを熱し、オリーブオイルを入れてから、ソーセージと玉ねぎを炒め、玉ねぎがしんなりとなってから、おかわかめをいれます。
4.おかわかめを入れたら、油をなじませる程度に軽く炒めて、卵液を流し込み、混ぜてからふたをして弱火で5~6分焼きます。
5.表面が固まったら出来上がり、トマトケチャップをかけてお召し上がりください。

ポイントは炒める順番
おかわかめは一番最後に入れて、加熱時間も短めにしてください。ソーセージがなくてもベーコンやツナでも美味しくいただけます。

キノコとおかわかめのスープ

材料 (2人分)
・おかわかめ・・・50g
・えのき・・・70g(1/3袋くらい)
・しめじ・・・70g(1/3袋くらい)
・水・・・500㏄
・鶏がらスープの素・・・小さじ2
・塩コショウ・・・少々
・ごま油・・・少々

1.えのきとしめじをほぐして、半分に切っておく。
2.おかわかめを水で洗い、2センチ幅くらいに切っておく。
3.お鍋にえのきとしめじと水を入れて沸騰させ、鶏がらスープの素を入れます。
4.おかわかめを入れたら、さっと混ぜて、塩コショウで味を調えます。
5.ごま油を少したらし、風味をつけたら完成です。

おかわかめを食べて暑い夏を乗り切ろう!

夏の暑い時期の「夏バテ」対策には、おかわかめなどの栄養満点のネバネバ野菜がおすすめです。

夏バテの症状は、食欲不振が原因となることが多く、夏バテが原因で体調を崩していくきっかけになってしまいます。
ネバネバ野菜が夏バテ対策におすすめされるのは、栄養豊富でぬるっと食べやすく、その粘り気が胃腸を優しく保護してくれると言われています。そのため、胃腸が疲れ切ってしまう前にネバネバ野菜をうまく取り入れて、胃腸を元気に夏を乗り切ることがとっても大切です。

普段の食卓に生駒産おかわかめを上手に取り入れて、暑い夏を乗り切りましょう!

美味しいおかわかめは生駒市内の青空市場で!

生駒市内でも5月~10月の旬の時期には、青空市場や移動販売、その他直売所でおかわかめが出回ります。ぜひ美味しくて栄養満点の生駒産のおかわかめをお召し上がりください。

生駒市内の青空市場情報はこちら!

いこまレストラン参加者募集中!

また生駒市農林課では、いこまレストランにご参加いただける一般の方も募集中です。生駒産の野菜をプロの調理人が美味しく調理してくださいます。

おかわかめも調理予定!8月7日まで募集受付中!

今回紹介したおかわかめもいこまレストランでレシピが披露される予定です。皆様ぜひご応募ください!

詳しくはこちら


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