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第4期いこま未来Lab Day1 キックオフ・顔合わせ会レポート

こんにちは!地域コミュニティ推進課の松尾です。

いきなりですが、皆さんは地域に愛着や関心はありますか?

幼い頃はこども会など、地域の方と関わる機会もあったかもしれませんが、中学生・高校生・大学生と大人になるにつれて、活動範囲やともだちの輪も広がり、地域に対する愛着や関心が薄れていくのではないでしょうか。(実際私もそうでした…。)

そんな私ですが、生駒市で過ごし、様々な方と出会う中で、生駒市には地域で活躍する「カッコイイ大人」がたくさんいることに気が付きました。

事業に参加する学生に、生駒で活躍する「カッコイイ大人」と出会って欲しい!関わる中で地域への関心や愛着を持ってほしい!そんな想いからこの「いこま未来Lab」が生まれました。

高校生・大学生と一緒にワクワクしたい大人のみなさんとも一緒にこの企画をつくっていけると嬉しいです!

「いこま未来Lab」って?

今回で4期目を迎える「いこま未来Lab」。

「第4期いこま未来Lab」ポスター

生駒市をフィールドに、高校生・大学生が地域の大人と一緒に、自分たちで企画したプロジェクトに取り組む実践型ワークショップです。

まちの大人と出会い、伴走してもらいながら、学生主体でプロジェクトの企画立案、支援者の募集、プロジェクトの実践まで一貫して行います。

前回同様、生駒市地域コミュニティ推進課のメンバーに加えて、尼崎を拠点にまちづくりや場づくりなどの分野で活動する「株式会社ここにある」が企画運営に関わっています。

前回までのいこま未来Labと違う点は、「地域で活動する団体の問いに答えること」。今回は生駒台自治会、一般社団法人和草(にこぐさ)にご協力いただき、それぞれが抱える課題を高校生、大学生が解決しに行きます!

早速ですが、7月27日(土)に「しおのめハウス」で開催された【Day1】キックオフ・顔合わせ会の様子をお届けします!

キックオフ会がついにスタート!

今回の舞台は生駒駅から徒歩3分の場所にある民泊施設「しおのめハウス」
築50年の昭和感漂う古民家で、宿泊だけでなく、イベントスペースとしても使用できる場所です。

イベント開始前、続々と集まる高校生・大学生たち。初めて顔を合わせるみんなの緊張感がこちらまで伝わってきました…

住宅街の中に突如現れる古民家。中に入ると懐かしい雰囲気を味わうことが出来ます。

生駒で活躍する「カッコイイ大人」のお話

約半年間にわたり、プロジェクトを統括し、マネジメントしてくれるのが、PM(プロジェクトマネージャー)のお二人。
既に地域で様々なご活躍をされている方で、それぞれの分野において豊富な経験やノウハウを持っています。

自己紹介や今まで行ってきた活動の話に加えて、

・イベントを始める時は、知人ではない人を誘うことも大事ではあるが、身近な人(家族や友達)から声をかけて輪を広げ、イベントを作り上げていくと良いこと。

・いきなり大きな企画を始めようとする必要はない。「小さくやってみる」ことから始めたら良いこと。

など、今後高校生・大学生が主体となって企画を立案・実践していく中で重要となるヒントをいただきました。

第3期から参加いただいている小林牧子さん
第1期から参加いただいている田村康一郎さん

一気に仲が深まったアイスブレイク

PMの豊富な経験や知識、また関わりやすい雰囲気のおかげで、参加者の緊張は少し緩んだように見えるが…。まだまだお互いのことを探っているような状況。

そんな中始まったのが、体を動かすアイスブレイク!

最初のゲームは「ドブルカード」。
参加者一人ひとりが色々な絵が描かれたカードを持ち、お互いのカードを見せ合ったときに、どちらが早くカードの中にある共通の絵柄を見つけられるかを競う遊びです。

共通の絵はなんだ!真剣に探しあっています。

先に見つけた人が相手のカードをもらいます。最終的にカードを最も多く集めた人が優勝!となりますが、最後は…。

みんなが輪になり共通の絵柄を探すことに!笑顔があふれるとともに、心の距離もグッと縮まりました!

学生だけでなく、大人も必死になって参加していました(笑)

その後も、ハイテンポで体をフルに動かすゲームを4つほど行いました。最初は様子をうかがっていましたが、アイスブレイクが終わるころには、自然と会話が生まれるほどになっていました。

Youはなにしにいこま未来Labへ?

午後、最初のワークは「Youはなにしにいこま未来Labへ?」。
午前中のアイスブレイクで一気に仲が深まったところで、もっと一人ひとりの想いや原動力、今回参加するにあたった経緯や目的を共有し、可視化するワークです。

いこま未来labを通してやってみたいこと、興味のあることなどを伝えます。

午前中とは打って変わって、自分のことを話す時間となりましたが、みんな自分の経験や想いを話してくれました!

「これから先、いこま未来labの活動をする中で多くの人と出会う機会があると思う。その出会いを大事にしたいと考えている。」

「学校の授業の一環で参加したが、このイベントを通して何か今後の活動に活かすことができる経験がしたい。」

「学校で『朝の学童保育』を実現するために活動している。今回の未来Labでその活動を実現させたいと考えている。」と素敵な夢を話してくれた学生もいました。

意外な特技を知り、笑いがうまれることもありました。

様々な想いを抱きながら参加してくれた高校生・大学生。いこま未来Labを通して多くのことを経験してもらえるよう頑張ります!

今回関わる団体の紹介

次に今回関わる2つの団体の代表の方からお話をお伺いしました。

まずは「生駒台自治会」。
生駒台自治会は、令和5年度から複合型コミュニティ(まちのえき)づくりに取り組んでいます。
こどもから大人まで多くの世代が自治会館に集えるように月に一回、野菜やスイーツの移動販売や、絵本の読み聞かせ、映画の鑑賞会など様々な企画を行っている自治会です。

当日は残念ながら体調不良で欠席していた会長の向さん。みんなでインタビュー動画を観ました。

「まちに住む人が抱く『夢』を言ってもらい、それを叶えるために考える時間が好き。」
「こどもから大人まで気軽に対話できる場所をつくりたい。」

活動の紹介とインタビュー動画を通して、素敵な想いを知ることが出来ました。しかし一方で、「学生の参画が少ない。」といった課題も抱えています。

「学生が自治会館を訪れるようになるにはどうしたらいいのか。」という問いに対する答えを今回考えていきます!

次に「一般社団法人和草」。
たわわ食堂(地域食堂)、フリースクール、学び処和草(塾)など、様々な活動を行っている一般社団法人です。
「こどもたちの『自ら育つ力』を信じて、にこにこと横で見守り、一人ひとりに寄り添う」ことを大切に活動しています。

そんな中、新しく始めたのが民泊施設「しおのめハウス」。

地元と観光客を繋げるローカルツアーも行っており、多くの外国人が訪れるとのこと。

「しおのめハウス」を運営している溝口さん(右)と中垣さん(左)。軽快なトークに場が和んでいました!

そんな「しおのめハウス」から参加者に出された問いは、「海外や市外から人が訪れたくなるような、まちの魅力や地域の人・文化に触れる機会をつくるにはどうしたら良いか。」

生駒を訪れた人に、ここでしか体験できないことをもっと提供したい!そんな想いを叶えるため、学生が新しい企画を考えます。

しおのめハウスを見学

活動先の話を聞いた後、みんなでしおのめハウスを見学しました。

1階には和室や洋室、2階には客室がありました。ふかふかのベッドや窓からの絶景に感動しました!

しおのめハウスの模型。将来は中庭で畑をするという夢があるとか。
なんとテラス席まで!「ここでBBQできるのかな~」とワクワク。

次は「生駒台自治会」を訪問!

しおのめハウスの見学が終わり、実際に生駒台自治会館を訪れることに!

みんなでバスに乗って遠足気分♪

自治会館の外ではキッチンカーやスイーツの移動販売が。また、屋内では野菜が売っていたり、出張図書館が開かれており、絵本の読み聞かせも実施していました。

屋根が特徴的な2階建ての自治会館。百貨店でしか買えないスイーツがあったり、特大餃子があったり…

2階に上がると、おもちゃで遊ぶこどもたちがいたり、昔流行っていたであろう漫画がずらーっと並んでいました。

「この漫画知らんけど50巻くらいあるやん!そんな有名なんかな?」
「えー!昔は今のドラえもんくらい流行ってたのに!!」

そんな面白い会話がありました(笑)

ドンジャラや人生ゲームを見つけ、懐かしむ学生たち。

実際に野菜を買ったり、一緒に絵本を読んだり。みんな思い思いに過ごしました。
「自治会館ってこんなに面白いことやっているんだ」という声が。自治会館に対する印象が変わったかもしれませんね。

緊張の面持ちで集まった参加者も、Day1を通じて自分の思いに気づき、地域活動も知ることができました。

次回Day2では、今日の話や体験を踏まえて、参加者がどちらの団体で活動するのかを選びます。2チームに分かれて、いよいよプロジェクトの企画を始めます!レポートは随時更新するので気になる方は是非チェックしてみてくださいね!

現場からは以上です!