干し柿つくりは意外に簡単!今年チャレンジしてみませんか?
生駒の柿で干し柿を作ってみませんか?
秋も深まり、生駒の直売所には秋の味覚がびっしり並んでいます。富有柿などの甘柿に交じって、枝付きのまま販売されているのは干し柿用の渋柿です。
柿は、奈良県の名産品で、和歌山県に次いで全国2位の生産量(農林水産省「令和4年産作物統計」)を誇りますが、生駒は大きな産地というわけではありません。各農家さんでは、先祖代々柿の木を守りながら、収穫した柿を直売所などに出荷されている方がほとんどです。
ハードルの高いと思われがちな干し柿づくりですが、実はとっても簡単にできるそうで、農家さんにレシピを教わり、今年は私の家(マンション)でも、挑戦してみようと思い切って干し柿用の渋柿を買ってみました。
まずは天気予報でタイミングを見極めよう
干し柿つくりは、湿気に弱いそうで、天気の動向が気になります。期間中に雨が降っても屋根の下にあれば、大きな問題はないそうですが、晴れた日が続くタイミングがよいはずなので、天気予報を見て、3日以上晴れマークが続く日に、干し柿つくりを始めました。
雨に当たらない日当たりの良いベランダに場所を確保して、さっそく干し柿の準備を始めます。
枝の部分が少し残っているのがポイント
干し柿をつるすときに必要なのが少し残った枝の部分です。皮をむくときに少し邪魔ですが、この枝の部分がないと干し柿をつるせません。せっかく農家さんが枝を残してくれているのに間違って落としてしまわないように気を付けてください。
柿の皮をむいていきます
今回、干し柿にしようとしているのは、20個の柿。たくさんあるので、皮をむくのが大変ですが、1個でも干し柿を作れますので、自分の家庭に合わせた数だけ購入して皮をむいていきましょう。
皮をむくときは、ヘタのほうからむくとヘタの周りがきれいに処理できます。最後にお尻の部分は爪の先ほど皮を残しておくのがポイントです。
切り口に少し粘りがあるので、新聞の上に置くと新聞紙が張り付きます。皮をむいたら、お皿やお盆の上においてください。
荷造り紐に通して結びます
ベランダで日がちゃんと当たるように考えて紐に通します。我が家は、あまりにも上に柿を結んでしまうとずっと屋根の影になってしまうので、天井から1メートルくらい下になるように柿を結びました。その下は大体15㎝ごとに柿をぶら下げ、5個ずつつるしてみました。4個でも3個でもいいので、影にならないように重ならないように結びましょう。
お鍋で熱湯に5秒ほどくぐらせます
紐に結んだら、今度は熱湯にくぐらせます。大きなお鍋にお湯を沸かして、5秒だけくぐらせてください。そのあと水分をしっかりと切ったら、いざベランダに干します。
ベランダに紐を張って干しました
少量なら洗濯用の物干し棒で充分です。我が家は、荷造り紐を張って特設干し柿コーナーを作りました。あとは、2週間ほどかけて完成を待つだけです。
干すときに焼酎ホワイトリカーを霧吹きでかけるとカビの予防になるそうですが、今回は、焼酎がなかったので、かけませんでした。
干す期間はどのくらい
10日から2週間で、「あんぽ柿」のように中が柔らかい柿、1か月近く干すとカチカチの「コロ柿」のようになるそうです。お好みの硬さの干し柿をお楽しみください。また干し柿が完成したらレポートしたいと思います。
干し柿用の柿を買うなら青空市場へ
今回の干し柿用の柿は、南生駒駅前で毎週木曜日開催している青空市場「生駒新鮮会木曜市」で購入しました。木曜市では、柿をはじめ様々な旬のお野菜を毎週木曜日9時から販売しています。
毎週15時まで開催してますが、午前中早めの時間が品物が豊富でおすすめです。
他にも生駒市内の青空市場や移動販売で出会えます。
新鮮野菜が買える!青空市場や移動販売の開催情報 | 生駒市公式ホームページ (ikoma.lg.jp)