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旬を楽しもう!実えんどうで美味しい豆ごはん

初夏に楽しめる3種の「えんどう豆」

鮮やかな緑色が美しい「えんどう豆」は、収穫するタイミングによって名称や食べ方が変化するってご存じでしたか?

3種のエンドウ豆

柔らかな若い豆を早く収穫してサヤごと食べる豆を「さやえんどう」と呼び、さやが硬くなり中の豆だけを食べるものを「実えんどう」と呼びます。さらに成長して豆が完熟したものは「えんどう豆」と呼ばれ、みつまめや大福、煮豆に使われます。

またサヤごと食べて、甘くておいしい「スナップえんどう」は、最近開発されたアメリカ生まれのえんどう豆で、成長してもサヤごと食べられる豆として人気があります。さらにえんどう豆の新芽を摘んだものが「豆苗」です。「豆苗」をうまく育てるとえんどう豆ができるんです。

さやえんどう、実えんどう、スナップえんどうは、4月~6月頃に旬を迎え、生駒市内の直売所でも、この3種のえんどう豆がずらっと並びます。

今回は「実えんどう」について

柔らかな若い豆を食べる「実えんどう」の中でも、関西では「うすいえんどう」が代表的で、青臭さが少なくて豆ごはんに適しています。生駒市内でも「うすいえんどう」が中心に栽培されています。

皮を剥くのも楽しいですね。

大阪生まれの「うすいえんどう」は、和歌山県をはじめとした関西一円や西日本で多く栽培されるようになり関西で定着するようになったそうです。

その味わいはグリンピースよりもホクホクとしており、豆の甘みをしっかりと感じることができ、グリンピースの食感が苦手な方でも食べやすいのが特徴です。

ただし、「うすいえんどう」をはじめ、豆類は、鮮度が落ちやすいため、手に入れたら、サヤから取り出して、できるだけ早めに調理するのがおすすめです。塩ゆでをしておくと冷凍保存ができるので、鮮度を保ったまま長く楽しむことができます。

シンプル豆ごはんの作り方

豆ごはんにする場合は塩ゆでせずに、皮をむいてから、炊飯機に塩を入れて炊いてください。風味がとっても豊かな豆ごはんがいただけます。

お豆がふっくら美味しい豆ごはん

豆ごはんの材料 (3合分)
・お米・・・3合
・実えんどう・・・サヤ付き250g(正味120g)
・食塩・・・小さじ1

1.3合のお米を研ぎ、炊飯器の3合の目盛りに合わせて水を入れ、30分~1時間ほど浸水させます。
2.実えんどうをサヤから豆をとり出してさっと洗って水気をきります。(豆の分量はあくまでも目安で、お好みで分量を調整してください。)
3.お米を浸水したあと、塩小さじ1を加えて混ぜて溶かし、実えんどうを米の上に広げて炊飯します。

ごはんが炊き上がれば、全体を混ぜ合わせれば完成です。

塩のみでシンプルな豆ごはんの作り方を紹介しましたが、炊飯するときに昆布を入れたり、だし汁を入れても美味しくいただけます。昆布やだしを入れるときは、旨みが出るので、塩を控えめにして小さじ2/3くらいでOKです。

他にも、新玉ねぎなど旬のお野菜と一緒にかき揚げにしたり、卵とじにしたり、季節の味わいを楽しんでください。

赤い実えんどうもおすすめ!

また、実えんどうの中でも「赤豆」もあります。さやの色は緑色ですが、中の豆は紫色で、豆ごはんにするとまるでお赤飯のように赤く色に色づくのがうれしい赤豆。

剥いてみたら赤くてびっくり!
お豆ごはんにするとまるでお赤飯!

お赤飯のようになりますが、風味は旬の豆ごはんと一緒!お豆も柔らかくて甘みがいっぱいです。
栽培している農家さんは少ないのですが、もし生駒市の青空市場などで見かけたら、ぜひお買い求めくださいね。

生駒の実えんどうが購入できる4つの青空市場

生駒市内の生産者が採れたての野菜を販売している青空市場では、生産者が自ら店頭に立ち販売しています。

生産者とのコミュニケーションを楽しみながら、鮮度の良い野菜が安心して買える機会、ぜひお近くの青空市場にお立ち寄りください。

お近くの方はぜひお越しください!


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