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めちゃうまいぞ!生駒野菜をプロが調理!第5回いこまレストラン@Uchitomocafe

いこまレストランとは?

生駒市内の農業者と市内の飲食店をつなぎ、地産地消を推進するイベントで、生駒野菜で差別化を図りたい飲食店に市内農業者を紹介し、生駒産野菜を取り入れたメニュー開発に取り組んでいただいています。

イベントには、生駒市民の皆様にも試食モニターとして参加していただき、生駒産野菜を取り入れたメニューを試食していただいて、生駒市の農業について考えるワークショップを開催するイベントです。

今回のいこまレストラン

今回は、12月10日(日)に生駒市元町の古民家カフェ「uchitomocafe」さんにご協力いただき、2名の農業者をお招きして開催しました。

野菜たっぷりのランチメニューが人気!

「uchitomocafe」さんは、生駒駅南側の築100年以上の古民家を利用したカフェを営んでおられ、ランチタイムに営業をしています。自家栽培野菜を中心に提供しているのですが、以前から生駒産野菜を使いたいと思っていました。しかし、生駒産野菜がどこで販売しているのかわからずにいました。
そこで今回のイベントにお申込みいただき、生駒産野菜の仕入れを強化したいと考えてくださってます。

参加してくださった農家さん

井上良作さん(東菜畑)

井上さんは、多品種の野菜や果物つくりに取り組んでおられます。その品目数はあまりにも多く、年間を通じて60品目以上にものぼる野菜をつくるまさに野菜のプロフェッショナルです。生駒市内の青空市場や移動販売にも積極的に取り組み、消費者へ直接販売し、意見をくみ取った野菜つくりを心がけています。

正田耕一さん(小平尾)

正田さんは、もともとバリバリの営業マンだったのですが、肥料や農薬を使わない自然栽培野菜の美味しさに感激し、脱サラして自然栽培の野菜づくりに取り組んでいます。雑草も味方にして育てる自然栽培の野菜は、見た目が悪かったり、小さくなってしまうこともあるのですが、味わいは確かなものだと正田さんは熱く語ります。正田さんもマルシェやECサイトで直接消費者へ販売し、消費者の声を大切にしています。

田中勇治さん(大門町)

田中さんは、生駒山の麓、大門町でお米や野菜を栽培し、生駒山麓米として販売しています。今回は、イベントへは参加できませんでしたが、その趣旨に賛同していただき、美味しい生駒山麓米を提供してくださいました。

今回、活躍した生駒産野菜とお米

今回も様々なお野菜を提供いただきました

中でもスーパーでは見かけないお野菜の名前もちらほらありますので、簡単にご紹介します。

ちょうほう菜

農薬を限りなく抑えて栽培しているので虫食いもあります

アクがなくクセもほとんどない葉物野菜で、どんな調理にも重宝し、食べやすいことから「ちょうほう菜」と呼ぶそうです。
味わいは、小松菜に近いのですが、とっても柔らかくて、油揚げと一緒に炊くと最高の美味しさです!

菊芋(きくいも)

まるで生姜みたいに見える菊芋

見た目はまるで生姜ですが、生でも炒めても、煮て食べても美味しい芋「菊芋(きくいも)」。ごぼうのように土の風味が美味しいです。サラダやきんぴらにするとシャキシャキとした食感を楽しめて、煮ると甘みが増してねっとりとした食感になります。

紫ダイコン

ほんのり紫の紫大根

割ってみるとほんのり紫の大根なので、サラダなどの彩りに映えるのですが、浅漬けや甘酢漬けにすると全体が赤く染まり、とっても鮮やかになります。

レストランで披露したメニュー

メインは季節の野菜をのせた「手まりつくね蒸し」

手まりつくね蒸し~ゆず餡かけ

正田さんのレンコンと鶏ひき肉で作ったつくねに、旬の野菜を白菜、にんじん、紫白菜を彩り豊かに乗せて、つくね蒸しにしました。白菜とにんじんは、井上さんの畑で採れたもの、紫白菜は、utitomocafeのシェフの家で採った野菜です。3人の野菜を盛り付けた今日のメインディッシュです。

副菜はたっぷり6品も!

ちょうほう菜塩こんぶとおかか炒め
野菜のキッシュと菊芋コロッケ
キャベツとカリフラワーのカレーマヨ和え
手作り豆腐、他にサラダとお漬物も!

ちょうほう菜の塩こんぶとおかか炒めは、味付けは塩こんぶのみ。ちょうほう菜の食感が柔らかく、昆布とカツオの旨味が際立つ一品です。

キッシュは、ほうれん草のキッシュですが、驚きは、菊芋のコロッケ!菊芋といえば、シャキシャキの食感を楽しむレシピが多い中、ねっとり感を楽しむコロッケに大変身。レンコンを入れることで食感にメリハリを付け、何層もの旨味を感じることができます。

キャベツとカリフラワーのカレーマヨあえは、新鮮な野菜だからこその甘みがとっても深く感じられました。

uchitomocafeさんの自家製豆腐は、正田さんの原木椎茸をのせていただきました。椎茸の風味がほのかに豆腐に移り、味わい深いお豆腐になりました。

みんなの評価が高かった「生駒山麓米」

ご飯の写真が撮れてなかったので、こちらで。

奈良県のヒノヒカリは、奈良県でも一番多く栽培されているお米で、日本穀物検定協会の食味ランキングでも、奈良のヒノヒカリは特A米の常連となってます。そんな美味しいヒノヒカリを全面東向きの棚田で育てたのが、「生駒山麓米」です。生駒のお米って棚田での栽培が多く、実はすごく美味しんです。

こちらがメニュー表!

生駒産野菜をたっぷり使って9品のランチメニューになりました

地産地消について学ぶ時間も

生駒市内の飲食店さんに生駒産野菜を使っていただくために開催している「いこまレストラン」ですが、一般の消費者をお招きして試食会を行うことで、地産地消の輪をもっと広げたいと考えています。

大阪や京都のベッドタウンとして発展してきた生駒では、農家さんの兼業化が進み、販売農家の割合がとても少ないことや、農地の宅地化が進み、農家の耕地面積が非常に小さいことが特徴です。実際に生駒の販売農家さん1件あたりの平均耕地面積は0.6haと全国平均の2.6haの1/4以下しかありません。

いこまレストラン配布資料より「生駒市の農業」

そんな小さな耕地面積を最大限に活かすためには、少量多品種の野菜を育て、農地を何回転もさせるのが効率的で、生駒で野菜を作る農家さんは、少量ながらも付加価値のある野菜作りに取り組みます。

しかし、いくら付加価値のある野菜だとしても、少量で販売するには、輸送コストがかかりすぎて、大きな市場への発送やチェーン店への納品は、とても難しいのが現実です。

そのため、生駒の農業にとって、地元で農産物を流通させる「地産地消」が非常に重要なものとなるのです。

いこまレストラン配布資料より「地産地消のメリット」

私たちは、生駒市内の飲食店で生駒産野菜が使われることで、生駒市内での野菜流通の輪が広がり、一般の消費者の方にも生駒産野菜に興味を持ってもらうきっかけになればとこのイベントを企画しています。

ワークショップでは、生駒市の地産地消への取り組みについて説明させていただきました。また、生産者さんと同じテーブルで食事をしながら、生産者さんの考え方や熱い想いに触れ、参加者の皆さまには、生駒の農業を身近に感じていただけたと思います。

自身の農業について語る井上さん

\次回は2月5日(月)です/

そんな生駒市の農業の魅力を感じていただき、美味しく生駒の農業を応援するいこまレストラン、次回の開催が決まりました!

 人気イタリアン×生駒産野菜

次回は、生駒市のイタリア料理店「トヨジタリーノ」さんで開催します!ただいま試食モニターさん大募集です!

応募は、1月18日締め切りです。お早めにご応募よろしくお願いします!
申込みはこちらから!

生駒産の野菜をぜひ食卓にも取り入れてみませんか?
生駒産野菜が買える青空市場はこちら!

新鮮野菜が購入できる青空市場等開催情報 | 生駒市公式ホームページ (ikoma.lg.jp)

第4回いこまレストランの様子は、こちらから


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