生駒では、今がまさに旬!地物タケノコで春を感じよう!
鮮度が命のタケノコは、地物が一番!
春の訪れを感じさせる人気の食材といえば、やっぱりタケノコですね。今の時期を逃すと来年まで手に入らないまさに旬の逸品。生駒市内の朝市でも春になると生駒産のタケノコが並びますが、すぐに売り切れてしまう人気が高い食材です。
生駒市でのタケノコは3月~5月頃が旬であり、気温が20~25度の日が続くとタケノコがニョキニョキとはえて、4月にその収穫はピークを迎えます。
旬のタケノコでしか感じられない独特の香りと味わい、そしてその歯ごたえ。タケノコの炊き込みご飯はもちろん、煮ても焼いても様々な料理の食材として大活躍します。
また、実は健康面でも優れていて、食物繊維が豊富で腸内環境を整えたり、カリウムを多く含むことから、コレステロールの吸収を抑えたり、また塩分の排出を促す効果が期待できたり、動脈硬化や高血圧の予防にもつながる体に優しい食材なのです。
この季節ならではの新鮮で柔らかいタケノコをぜひお楽しみください。
タケノコ掘りについていきました!
その日は、明け方まで雨が降り、気温15度前後とやや肌寒い4月上旬、生駒高山町の山本利昭さんの竹林にお邪魔してタケノコ掘りを見学させていただきました。
山本さんは、長靴で竹林に入るなり、いきなり鍬を振りかざし、足元の土を掘り始めます。竹林に入って何歩も歩いてないのにいきなりです。
\えっー!どうやって見つけたんすか!?/
私が驚いているうちにも「タケノコは足の裏で探すもんだ」とさらにどんどんタケノコを見つけます。竹林の落ち葉を踏みながら、わずかに出てきたタケノコの穂先を足の裏で感じるそうです。たった30分ほどで15本ほどのタケノコを次から次に掘り起こす姿はまさに名人技。
まだ生駒のタケノコは旬のはしり、気温が25度くらいになると、もっと伸びてきて本格的なピークが訪れ、4月中旬にタケノコの旬を迎えます。
鮮度が命と言われるタケノコは、鮮度が良い地物を手に入れるのが一番です。山本さんが掘ったタケノコは、生駒市北コミュニティセンターで開催されている青空市場「きたやまとまごころ市」で購入できます。
「下処理がめんどくさい」って、思ってません?
実は、タケノコの下処理って、下茹でしてアク抜きするだけなので、めちゃくちゃ簡単なんです。
アク抜きさえすれば、水につけて冷蔵庫で保存すれば、水を時々変えて1週間~10日ほど保存が可能なので、タケノコを手に入れたら、すぐにアク抜きをしちゃいましょう!
「タケノコを掘る前にお湯を沸かせ」というくらい鮮度が大切です。時間が経つごとにえぐみが出てきますので、手に入れたらさっさとその日のうちか、遅くとも翌日には、下茹でをしてしまいしょう。
タケノコの下茹で方法
必要なもの:タケノコ、米ぬか(たけのこの重量の1割ほど)、唐辛子
1. 流水でタケノコの土を落とし、穂先の部分を3〜5センチほど斜めに切り落とす。
2. タケノコは早く火が通るように、斜めの切り口に包丁で切れ目入れる。
3. お鍋にタケノコを入れて、タケノコにかぶる程度、ひたひたに水を入れて唐辛子をいれて米ぬかを入れます。
※米ぬかがない場合は、お米の一番とぎ汁を使ったり、ティーパックに生米を入れてお鍋に入れるとよいです。
4. お鍋に火をかけて沸騰するのを待ちます。吹きこぼれやすいので、気を付けてください。
5. 沸騰したら弱火にして、落し蓋するかアルミホイルなどで代用して40分~1時間ほど茹でます。
6. タケノコに竹串などを刺しスッと入ったら茹で上がりです。常温のままゆっくりと4〜5時間かけて冷まします。冷ましている間にアクが抜けていきますので、ここは焦らず、ゆっくり待ってくださいね。
7. 流水でタケノコに付着している米ぬかをきれいに洗い流し、タケノコの皮を左右に開くと上手にむけます。
9. 茹でたタケノコは、水を張ったタッパーなどの容器に入れて冷蔵庫で保存してください。タッパーの大きさに合わせて、切ってくださいね。
2日おきに水を換えれば1週間は保存可能です。また唐辛子を一緒に入れておくと安心です。
若筍の土佐煮
新鮮で柔らかなタケノコの土佐煮は、カツオ節のうま味で深い味わいと香りが引き立ち、シンプルながら、タケノコのおいしさを堪能できる一品。
ポイントは味を浸透させるために調理後、火を止めて1回冷ますことです。
タケノコご飯
年に一度は食べたい旬の味わいタケノコご飯。炊き上がる直前のご飯の美味しい香りとタケノコの風味がたまりません。
下茹でさえできちゃえば、タケノコご飯や若筍の土佐煮、うま煮、焼きタケノコなどいつでも簡単に旬の味わいを楽しめます。
旬の美味しさを生駒の青空市場や移動販売でぜひお求めください。
地域や当日の天候などによって出荷品目が異なりますので、青空市場や移動販売でタケノコを販売していないこともあります。生産者とのコミュニケーションを楽しみながら、旬の鮮度の良い野菜をご購入くださいね。