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【協創対話プロジェクト報告】認知症予備軍 ”MCI”(軽度認知障がい)について知るための講演会を開催 MOMOCI×生駒市

こんにちは。
SDGs推進課 公民連携係です。

寒さが厳しくなりはじめ、木々も赤や黄色に色づいてきましたね。
今年も残りひと月、風邪やウイルス等に何卒お気をつけください。


さて、今回の事例紹介は、株式会社MOMOCIから提案いただき、9月に実現した、軽度認知障がいについての講演会実施です。

皆さま、軽度認知障がい・MCIはご存じですか?
(Mild Cognitive Impairmentの略であるMCI。)

これは認知症の前段階と考えられており、物忘れが主な症状ですが、日常生活への影響はほとんどなく、認知症とは診断されない状態のことです。

しかし、このMCIは、放置しておくと年間で10~15%、5年で50%の方々が認知症に移行してしまう、まさに認知症予備軍です。

本人の自覚も、周りの気づきも得られにくいこのMCIですが、逆に早期発見し、脳の健康に適切な対処策が取られれば、認知症を予防できる非常に重要な段階でもあります。


㈱MOMOCIは、そのMCIの早期発見や対策に有効な事業の開発に取り組んでいる企業です。

今回、9月の認知症啓発月間に際し、㈱MOMOCIが、認知症の専門医である京都府立医科大学大学院の成本迅教授をお招きし、生駒市コミュニティセンターにてMCIの基礎知識や対応についての講演を開催しました。


申込者が200名を超えて応募を早々に締め切るなど、注目の高さを実感できたとともに、㈱MOMOCIとしては、親会社の株式会社SHIN-JIGENが開発する認知症予防サポートの最新ロボットエクササイズ機器を参考出展し、来場者に体験してもらうなどで生の声を聞く機会を得ることができました。

会場の様子
受付、展示場の様子


高齢化や認知症の課題は年々深刻化しています。

数字だけでも、65歳以上における認知症の人数は、2012年の462万人が、2025年には650~700万人になると予測されています。

残念ながら、現状、認知症に対して根本的に治す方法はないと言われていますが、MCIの段階であれば進行を遅らせたり、健常な状態へ戻る可能性があります。

認知症になる前の段階で、早期発見、さらに適切な運動を行うことで認知症のリスクを減らすことが重要です。

㈱MOMOCIの取組が広まり、認知症予防の有効な手段が講じられることで、市民の方々が健康な人生を送っていただければ幸いです。


生駒市協創対話窓口は、今後も様々な連携を実現し、住みよい地域づくりに努めてまいりますので、全国の民間事業者等の皆さまからのご提案をお待ちしております。