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【協創対話プロジェクト報告】近距離モビリティ×作業療法により、歩行困難者に楽しい外出機会を WHILL×阪奈中央リハビリテーション専門学校×生駒市


はじめに、この度の能登半島地震に際し、被災された方々やその御家族に心よりお見舞い申し上げます。
皆様の生活が1日も早く平穏に復することをお祈り申し上げます。

※生駒市では被災者支援を目的とした義援金や災害ボランティアを募集しています。
詳しくはこちらをご覧ください。


2024年になりました。
SDGs推進課 公民連携係です。
本年もよろしくお願いいたします。

昨年から始めたnoteでのプロジェクト報告、お読みいただいた皆さま、ありがとうございました。
今年も、我々の活動内容を少しでも知っていただき、公民連携を促進できるよう、情報更新を続けてまいります。


今回の協創対話案件では、高齢者などの歩行困難者に楽しい外出機会を、ということで、昨年11月に近距離モビリティの試乗会を実施しました。
併せて、作業療法士・理学療法士のサポートによる体験向上および福祉用具体験コーナーの設置も行いました。

この協創対話の提案事業者は、
WHILL株式会社(以下、WHILL社)、および、
阪奈中央リハビリテーション専門学校(以下、阪奈リハ)、加えて、
奈良日産自動車株式会社(WHILL社のディーラー)と
イオンモール奈良登美ヶ丘の協力
により実現しました。

高齢者の方や、歩行に困難を抱えていらっしゃる方は、以下のような思いを抱いたことはないでしょうか?
・長距離を歩くのはシンドイ
・旅先でも行きたい場所に辿りつけない
・家族にも気を遣う
・迷惑をかけるので、外出も控えてしまう
などなど、ご自身だけでなく、ご家族の中にも、辛さや寂しさ、残念な思いを感じている方々も多いのではないでしょうか?

WHILL社は、「すべての人の移動を楽しくスマートにする」をミッションに、自動車でもバイクでも自転車でもない新しい移動手段、免許不要の近距離モビリティWHILLを提供しています。
歩行領域、近距離移動における技術開発は発展が遅い領域とも言われますが、WHILLは、デザイン性、快適さ、操作の簡単さ、安定性・安全性などを追及し、前述のような歩行困難者の外出等への心理的ハードルを下げるよう設計されています。

試乗体験いただいた方々からは、今後、購入やレンタル等で利用していきたいという好印象の声を多くいただきました。
また、免許返納した後でも利用できる移動手段について知ることができたという喜びの声も聞かれました。


今回のもう一つの特徴は、阪奈リハの、特に作業療法士の方々との協創によって、ユニークな体験会にできたことです。

作業療法は、体や心の病気や発達の障害、歳を重ねることで生じる問題などの影響により、その人らしい日常生活を送るのが難しくなっている人に対し、健康で幸せでいられるように「作業」に焦点を当てた治療・援助を行うものです。(阪奈リハHPより抜粋)

体験者は、試乗に際しての作業がしやすくなるアドバイスや、日常生活に関わる身体機能をチェックする機会を得ることができました。

阪奈リハにとっては、作業療法士の活動領域の紹介や認知度向上に繋がる機会となりました。


当初は、個別に提案いただいた両者でしたが、事業の親和性から、公民連携係で調整し、今回の共同でのプロジェクト実現となりました。
稀なケースではありますが、常に市民、民間、行政それぞれのメリットを考え、今後も協創対話実現を目指してまいります。

ご提案いただける民間事業者の方は下記より詳細ご確認ください。