【イベントレポ】公園のベンチを地域の皆さんの手でリニューアル
初めまして、みどり公園課の山口と申します。
いつも遊んでいる公園。汚しちゃだめ!片付けて!と言われることはありますが、逆に自分たちで好みの色を選んでペンキ塗りできるとしたら、わくわくしませんか?
今回は、4月14日(日)に開催した、辻町第8公園でベンチをリニューアルされたことについて紹介します。
古くなったベンチを子どもたちと塗りかえ
まずは、参加者全員で本日の流れを確認しました。
ベンチのペンキ塗りは初めての経験であり、参加者は挑戦への緊張と共にワクワク感が、説明を聞かれているときから感じられました。
この日は、午前中から心地よい風も吹いておりペンキ塗りには最高の気候で、塗り始めると皆さん心地よさと楽しさで時間を忘れ、黙々と作業をされてました。
ペンキを塗り終えたあとは、自治会会長さんから手作りピザを差し入れいただき堪能させていただきました。手作り生地でモチモチした食感と食材たっぷりのボリューム感で、お腹を空かせた皆さんからさらに笑顔がこぼれていました。
参加された方々は、身近にあった公園を自らの手でリニューアルできたことに大変満足されてました。
もっとこんなモノがあったら良いのになーの思いはたくさんあるが、まずは自ら動いてもっと公園が賑わう場所にしていきたいとおっしゃってました。
次は余ったペンキでブランコを塗るとのことでした。
地元の公園のベンチを子どもたちと塗りたい
ペンキ塗りイベントに至るまで
イベントに至った経緯は、地元で民生委員・児童委員として普段から子どもたちと関わっておられる林光子さんが来庁され、地元の公園のベンチを自分たちの手で綺麗にしたいのですがどうしたらよいですかと相談があったことからでした。
市としては、綺麗にしてくださることは、問題ありません。原材料であるペンキや刷毛などの道具の一部を提供するご協力ができる旨もお伝えさせていただきました。
ベンチの塗装を綺麗に完成させるには、事前にヤスリ掛けが必要だったのですが、そのことも良く理解されておりイベントまでに主催者と協力してくださる方々とで2基のベンチをヤスリ掛けされ、他にペンキが付かないように養生もされました。
他に、自治会との調整や、イベントのアナウンスも含め全て地元で準備されました。
活動の原点について
2022年6月から始まった活動で、キッカケは林さんが自治会の班長になられた際に知り合った方々との会話からだそうです。
自治会活動、防災意識、コミュニティの必要性など公園のあるべき姿を考え、ブランコのある公園・子どもの声が聞こえる公園・みんなが集いたくなる公園を目指し、ゆるりと活動されています。
今年度は、公園に花壇を作ることにも挑戦されるようで、親しまれる公園作りをみんなで一緒にしていきたいとおっしゃられていました。
これからの子どものために
休憩中に、ボーイスカウトの団委員長をされている林好治さん(主催者の旦那様)に、ボランティア活動の話をお伺いしましたが、話をされている際は終始ニコニコされており、本当に誰かのために動くことがお好きなんだなと感じました。
これからの子どものために。地域のために。同じ思いを持った方が方々で増えてくださったら・・・嬉しい限りです。
やってみようかな?と思ったら
今回の公園のベンチは「公園施設」です。壊したり削ったりしてはいけませんが、綺麗にしてくださることは大歓迎。ぜひご相談ください。
市が管理している公園施設を綺麗にするための原材料であれば、市で購入できることがあります。(今回はペンキ・刷毛)
養生などの事前準備はご自身で行っていただきます。やり方をまずはお調べいただき、ご不明点はご相談ください。
自治会様が普段から維持管理をされている公園がほとんどなので、周知は必要です。お知り合いがいなければご紹介します。
ケースによって異なりますが、今回は材料購入や周知などを含めて最初のご相談から1か月程度で実施できました。
生駒市は「公園で○○やりたい」を応援し、実現する方法を一緒に考える公園利活用促進事業PARK REMAKE QUESTを推進しています。
今回のケースでは、僕自身、最初のご相談から、一緒に材料を買いに行ったり、当日のペンキ塗りに参加したり、とても楽しく関わらせていただきました。何よりも、林さんたちの、まずは自分たちが動く!という姿勢がとても素敵でした。お近くの方はぜひベンチを覗きに辻町第8公園へ遊びに行ってくださいね。