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こりゃうまい!形はユニークでも、甘くておいしい「鶴首かぼちゃ」

冬至の時期には、栄養がたっぷりのかぼちゃを食べるとよいと言いますが、実は、12月になるとかぼちゃを食べたくても、国産かぼちゃって少なくなりませんか?

そこで提案したいのが、古来からある日本の伝統かぼちゃの一つ「鶴首かぼちゃ」というかぼちゃ。

見たことはあっても、どんな味かわからないと買えない

日本各地で昔から栽培されてきた品種だそうですが、西洋かぼちゃ「黒皮栗かぼちゃ」が一般的になってしまい、売り場で見かけることがほとんどない珍しいかぼちゃになってしまいました。

この鶴首かぼちゃなら、旬の時期は、秋から初冬で12月ごろまで出荷が続くので、冬至の時期にも生駒では出回っています。

でもこんなかぼちゃ食べ方がわからない!!って方も多いのでは??

切ってみると鮮やかなオレンジで美味しそう!

\安心してください!とっても甘いんです/

実は、普通の西洋カボチャ以上に甘いかぼちゃなんです!ぜひおいしく食べてください。今回は鶴首かぼちゃについておいしいポイントまとめてみました。


甘みが強いので甘みを生かした料理がおすすめ

生産者さんにお話を聞くと西洋かぼちゃと同じように使えるので、煮物などの定番のかぼちゃ料理はもちろんのこと、甘みが強いのでポタージュスープやかぼちゃサラダがおすすめだそうです。

お料理が上手な生産者さん
生駒市内の移動販売で販売してます

確かにポタージュやかぼちゃサラダにするとなめらかな舌触りで、まるでスイーツのような甘みに驚きます。皆さんに是非食べてほしいかぼちゃです。

でもポタージュスープってめんどくさくない??

かぼちゃポタージュが美味しいといいますが、とてもハードルが高いと思う方も多いのでは?

実は、かぼちゃポタージュって、牛乳さえあればできます。さらに、鶴首かぼちゃは特になめらかなので、ミキサーがなくても作ることも可能です。ミキサーなしだとかぼちゃの粒感も少し残ってこれもまた美味しいです。

鶴首かぼちゃポタージュのレシピ

簡単にできました

材料(2人分)
・鶴首かぼちゃ  300g
・バター     10g(有塩でも無塩でもOK)
・水       100ml
・牛乳      200ml
・乾燥パセリ   少々(飾りなのでなくてもOK)

調味料
・コンソメ粉末  小さじ 1/3(お好みで調整してください)
・塩       少々

作り方
1) かぼちゃを半分に切って、ワタと種を取り除きます。
2) 火が通りやすいように小さめにカットしておく。
3) お鍋にかぼちゃと水100mlを入れて中火で熱し、沸騰したら、蓋をして10分ほど中火で煮込む。

<ミキサーを使う場合>
4) お鍋から取り出して、ミキサーに入れ、なめらかなペーストにする。

<ミキサーを使わない場合>
4) お鍋から取り出し、水けを切ってから、マッシャーでなめらかになるまでつぶす。

5) お鍋に戻し、中火で牛乳を少しずつ加えながら伸ばします。
6) 沸騰させないように注意して、まわりがフツフツしたら、沸騰する直前で火を止める。
7) コンソメとバターを入れて、塩で味わいを調え、仕上げに乾燥パセリを添えて完成。(コンソメは、メーカーによっても味が違うので、お好みで調整してください)

鶴首かぼちゃサラダ

カリカリベーコンとミックスナッツをいれて、ヨーグルトの隠し味で、まるでデパ地下の味。普段のかぼちゃサラダをちょっとおしゃれにしませんか。

おつまみナッツ入れるだけで高級感

鶴首かぼちゃカルボナーラ

カルボナーラ風にすると、かぼちゃの甘みとチーズのコクが美味しい!卵黄を絡めてお召し上がりください。

チーズとよく合います

などなど、塩味の強いベーコンやチーズなどと合わせると甘みが引き立ちおいしいなと思いました。

このかぼちゃのよいところ!

皮が硬すぎなくて、包丁でむける!

果皮は淡いオレンジ色のものや、緑色のものがあり、上部は鶴の首のように細長いことから鶴首と呼ばれるようになりました。果皮は、包丁で簡単にカットできる程度の硬さですのでご安心ください。皮も包丁やピーラーで簡単にむけます。

切ってみると鮮やかなオレンジ色で美味しそう!

種が取り出しやすくて調理が簡単!

鶴首カボチャは、下の部分がふくらみ、そこに種やワタがありますので、簡単に種が取り出せます。逆に鶴首の部分には、種がないので、輪切りにしてそのまま焼くこともできたり、調理に手間がかかりません。

上部が種なし、下部に種が入ってます

甘みがとっても強くて果肉がなめらか!

形のユニークさだけでなく、その味わいに価値のある美味しいかぼちゃです。繊維質が少なく、とってもなめらかな肉質で、甘みが強いのが特徴で、ねっとりとした食感を感じられます。

鶴首かぼちゃの保存方法

まるごとで保存するとき

硬い皮に覆われたかぼちゃは、カットする前なら、常温保存ができます。まるごとのものは、新聞紙で包んでから、風通しの良い冷暗所で1か月ほどは、保存できます。夏場や室内が温かいときは、新聞紙にくるんで野菜室に入れておくのがおすすめです。

まるごとなら常温で保存できますよ

カットした後に保存するとき

かぼちゃは、一度カットすると割と傷みやすいため、必ず冷蔵庫で保存するようにしましょう。保存するときは、種とワタを取り除くことが重要です。種とワタを除いたら、空気にふれさせないようにしっかりとラップなどで密閉しましょう。冷蔵庫の野菜室で1週間くらいがめやすです。

冷蔵よりも長く保存したい場合は、冷凍することも可能です。
冷凍したかぼちゃは、解凍してから使うと食感が悪くなるので、冷凍で保存するより、角切りやくし形切りにして、小分けにしておくと調理にすぐ使えて便利です。

ラップで小分けにしてから冷凍用保存袋に入れることで空気に触れる部分を減らし、酸化を防ぐ効果があります。

鶴首かぼちゃは、青空市場や移動販売で!

南生駒駅前の青空市場でも販売してます

生駒市内では、青空市場や移動販売で各農家さんが取り扱ってます。詳しくはこちら

新鮮野菜が買える!青空市場や移動販売の開催情報 | 生駒市公式ホームページ (ikoma.lg.jp)