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公園を活用した地域の集いの場所づくり

初めまして、みどり公園課で公園利活用促進プロジェクト「PARK REMAKE QUEST」なるものをやっている関口と申します。
今回は6月2日に真弓中央公園で行われたマルシェの報告とそのマルシェに参加したフェリスクレープの小林さんについてご紹介します。


真弓中央公園にキッチンカーが大集合!会場は賑やかに

6月2日に行われたイベントは、悪天候で中止もよぎりましたが、はじまってみると雨も上がり、公園内はたくさんの人でにぎわっていました。

天候も何とか持ち直しました

出店ブースも珍しいお店がたくさん出店されていて、ついついたくさん買い込んでしまいました。
(全部おいしすぎてあっという間に食べきってしまった…)
中でも川魚の塩焼きやすじ焼きを出店しているお店はなんと三重県からイベントにために生駒に!
「奈良では初出店なのですが、とても盛り上がっていて来られてよかったです。今後もぜひ出店したいです。」と話してくださいました。

優しい笑顔ですじ焼きを焼くご主人
具だくさんでとてもおいしかったです
アユとあまごはどちらも絶品でした

参加者の方もどれもおいしそうでいろんな店舗に吸い寄せられていました。
地元主催のイベントということもあって、地域の方がたくさん遊びに来られており、アットホームな雰囲気が公園内に広がっていました。

ベーグルを販売するお店。二人とも笑顔が素敵でした!

地域のイベントとは思えないほどのステージパフォーマンス

公園内の広場には常設ステージがあります。普段は子どもたちの遊び場になっているこの場所も当日は本格的なステージに大変身。
ヨーヨーパフォーマーやご当地アイドルなどがステージを彩りました。
さまざまなパフォーマンスにステージは大盛り上がり!
わたしもついつい笑顔がこぼれました。

可憐な技で会場を魅了
悪天候な時間帯もありましたが参加者をたくさん盛り上げてくれた
奈良県ご当地アイドル「 CuteRobin 」の皆さん

イベント企画の中心は地元自治会と市内のママさん

このイベント、真弓地域の自治会が中心となって開催された企画なのですが、真弓地域以外でもこういったイベントが生駒市内では開催されています。
その仕掛人は市内在住のキッチンカー事業者の小林さん。
ここで小林さんと私の出会いについて少し話させていただきます。
はじめは「公園でキッチンカーを出店して生駒の公園をもっともりあげたい」という小林さんからの相談から始まりました。

みどり公園課への異動と公園の抱える課題

私が生駒市で働き始め、みどり公園課に異動になったのは新型コロナウイルスが猛威を振るっていた令和2年。コロナ過でどのように公園を盛り上げていくのか悩んでいました。
特に、生駒市の公園は小規模な公園がたくさんあることが特徴で、地域によっては広さがあるにも関わらず、遊んでいる様子をほとんど見かけない公園もありました。
そんなとき、遠方への外出がなかなかできない中、「子供たちに家の近くで思い出に残るようなことをしたい。生駒市をもっともりあげたい」という思いから、小林さんがみどり公園課に来てくださいました。

市内公園でイベントを企画している小林さん

ちょうどいいサイズ感を目指したイベント企画

大人数で集まるのはなかなか難しいので、それなら徒歩圏内の公園で小さいイベントをいろんな地域でやりましょうと始まったのがいこま応援マルシェ。
地元の自治会長と出店内容や規模、宣伝範囲などを調整し、小さすぎず大きすぎないマルシェになりました。

都市公園法と都市公園条例

公園を使う上で大切なことは、都市公園法と各自治体が制定している都市公園条例(生駒市では生駒市都市公園条例)に書かれています。公園ごとに独自のルールがある場合などもありますが、ほとんどがこれらのルールさえ守れば自由に公園を使えるんです。
もちろん管理者である生駒市には事前の相談は必要ですが、相談内容次第では、早期に実施できるかもしれませんので、気軽に相談してほしいです。

PARK REMAKE QUESTのはじまり

現在、生駒市では、全国でさまざまな活用が進んでいる公園を活用する取り組みを進めるため、PARK REMAKE QUESTという事業を実施しています。
そもそも「PARK REMAKE QUEST」(係内ではパークエって呼んでます)ってなんやねんって話ですが、ホームページにはいろいろと説明してますが、簡潔に言うと「自分のやりたいことを公園でやろうぜ」ってことです。そのために必要な手続きのお手伝いや良さげな公園を紹介するなどサポートする取り組みを指します。
初めての開催以降、定期的にさまざまな公園で出店を続けてくれている小林さんもこの取り組みを一緒に盛り上げてくださっています。

利活用と公園

今後も市内の様々な公園でイベントを企画してくださっている小林さん。私がイベントで声をかけさせていただいたときはいつも「みんな楽しんでくれてそうで本当に良かった」と話してくださいます。
公園を管理する行政としても、たくさんの笑顔であふれた公園は、とても魅力的で市内の各公園に広がってほしい景色だと思っています。
小林さん以外にも公園を活用に挑戦する方が増えてきています。
私も相談を受ける機会も増えており、うれしい限りです!
一言で公園の利活用といっても様々なのでまずは気軽に相談しに来てください。
一緒に公園を盛り上げましょう!