キクイモの美味しさに感激!見た目以上に美味しい芋!
生駒市内の直売所でも冬になると見かけるようになる「菊芋(キクイモ)」。一見するとただの生姜のような形の菊芋ですが、農家さんからは「健康にいい芋だよ!」とよく勧められます。
コロコロとして皮もむきにくそうだし、そもそもどんな味がするのか、どのように食べていいのかわかりません。
まずは菊芋の自己紹介
菊芋とは北アメリカ原産のキク科の植物で、太陽の花ともいわれる背の高いきれいな花を咲かせます。そして寒い時期になると枝が枯れ、根が大きくなり、菊芋が収穫できるようになります。
体に良いと言われる理由
菊芋は栄養価が高く、特にイヌリンという栄養素が多く含まれています。このイヌリンが血糖値の上昇を抑える効果のあるとされて、メディアで取り上げられたことがあり、ちょっとした菊芋ブームが起きたことがあります。そこから糖尿病やダイエットに悩んでいる方にとって、魅力的な食材として知られるようになったのです。
またイヌリンは水溶性食物繊維が多く含まれるので、便秘で悩んでいる人にもうれしい成分と言えると思います。
だから農家さんは、「菊芋は、健康にいいよ!」と勧めてきてくれるのです。
健康面に注目が集まりがちな菊芋ですが、いったいどんな味なのでしょうか?
生でも加熱しても甘くて美味しい!
実は、菊芋はとっても甘くて、ほかの食材や調味料とも相性ばっちりです。皮をむかずに使うのがおすすめ。ゴボウのかわりにきんぴらにすると食感が良くてゴボウでは味わえない甘みと土の香りがアクセントとなり、料理の味わいを深めます。
皮ごとスライスできちゃいます!
生の菊芋の食感はサクサクしていて、皮ごとスライスして、サラダでも美味しく、酢漬けやしょうゆ漬けなどでもサクサク感は損なわれませんので、食感を楽しみたい人には、おすすめです。
ツナマヨと合わせてサラダにしたり、または、みそ汁に入れるとほんのり甘みが広がって美味しいです。また、大きめに角切りして唐揚げなどもおすすめです。ねっとりとした肉質ですが、アツアツはとろけるような食感が楽しめます。
おいしい菊芋の選び方は、持ったときにずっしりと重くて固いもの。より美味しいものを選んで料理してみましょう。
菊芋の美味しいレシピ
今回は、前回のいこまレストランでご協力いただいたuchitomocafeさんに特別に菊芋の美味しいコロッケレシピをいただきましたのでご紹介します。
めちゃうまいぞ!生駒野菜をプロが調理!第5回いこまレストラン|生駒市公式note
菊芋コロッケ <uchitomocafe監修>
<2人分>
菊芋 300g
玉ねぎ 1/2個
ひき肉 80g
サラダ油 小さじ1
片栗粉 大さじ3
塩・胡椒 適宜
<衣材料>
小麦粉・溶き卵・パン粉
菊芋をよく洗い、皮つきのまま大きめにカットし電子レンジ500Wで5分ほど加熱する。
玉ねぎをみじん切りにしておく。
1で加熱した菊芋の荒熱がとれたら、皮つきのままみじん切りにする。
中火に熱したフライパンにひき肉を入れて炒めます。色が変わってきたら、塩・胡椒を加え調整します。
2でみじん切りにした玉ねぎもサラダ油でしんなりするまで炒める。
3の菊芋と4のひき肉、5の玉ねぎをボウルにとり、片栗粉を入れて混ぜ合わせる。
一口大に丸めて成型する。
小麦粉、溶き卵、パン粉の順に衣をつけて、油で揚げる。
菊芋は、ジャガイモのように丸く固まらないので、つなぎに片栗粉を使って丸めるのがポイントです。片栗粉を入れて丸めることで、型が崩れないまま揚げることができます。
皮の食感が残るので、歯ごたえもよく風味がとても良いコロッケになります。また菊芋の甘みが際立ち、肉汁の旨みを包み込んで柔らかい味わいのコロッケになります。
菊芋の保存方法
土を落とした菊芋は、じゃがいもや玉ねぎみたいに長持ちしないので、大量購入には注意が必要です。常温でも冷蔵庫の中でも、そのままで保存すると蒸発してしまい皮がシワシワになってしまうことがあります。
保存する際には、新聞紙などにくるみ、ビニール袋に入れて蒸発を防ぎましょう。冷蔵庫で保存するようにしましょう。
長期間保存が必要な場合は、冷凍するという手もあります。冷凍する際には、保存袋に入れて冷凍することで乾燥を防ぎ、解凍時、すぐ調理に使えるというメリットがあります。
ご購入は生駒の青空市場で
地域の農家さんによって取り扱ってないこともありますが、生駒市内の青空市場や移動販売で購入できます。
新鮮野菜が買える!青空市場や移動販売の開催情報 | 生駒市公式ホームページ (ikoma.lg.jp)
特にたくさん並んでいるのは、毎月第1第3木曜日に開催している生駒市北コミュニティーセンターでの青空市場。年によって早くなくなることもありますが、12月頃から3月頃まで、たくさんの菊芋が並んでいますよ!