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生駒産のおいしい野菜や果物

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生駒産の野菜や果物を紹介しながら、生駒の農業について理解を深めていきます。
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#青空市場

感動ものの美味しさ!果肉がトロ~ッととろける「青なす(トロなす)」

皮の色がうすい緑色で、まるでまだ熟してないナスのように見えますが、その食感から「トロなす」と呼ばれることもあるほど、果肉がとろけるように美味しいのが「青なす」です。 青なすは、「白なす」や「トロなす」とも呼ばれます。一般的な千両茄子と比べるとずんぐりとした形で、一回りも二回りも大きく、一個で食べ応え満点です。 ただ、見た目からその“とろけるような美味しさ“が想像できないので、売り場では売れ残ってしまうこともあるのです。 それはもったいない!多くの方に「青なす」の美味しさ

旬を楽しもう!実えんどうで美味しい豆ごはん

初夏に楽しめる3種の「えんどう豆」鮮やかな緑色が美しい「えんどう豆」は、収穫するタイミングによって名称や食べ方が変化するってご存じでしたか? 柔らかな若い豆を早く収穫してサヤごと食べる豆を「さやえんどう」と呼び、さやが硬くなり中の豆だけを食べるものを「実えんどう」と呼びます。さらに成長して豆が完熟したものは「えんどう豆」と呼ばれ、みつまめや大福、煮豆に使われます。 またサヤごと食べて、甘くておいしい「スナップえんどう」は、最近開発されたアメリカ生まれのえんどう豆で、成長し

キクイモの美味しさに感激!見た目以上に美味しい芋!

生駒市内の直売所でも冬になると見かけるようになる「菊芋(キクイモ)」。一見するとただの生姜のような形の菊芋ですが、農家さんからは「健康にいい芋だよ!」とよく勧められます。 コロコロとして皮もむきにくそうだし、そもそもどんな味がするのか、どのように食べていいのかわかりません。 まずは菊芋の自己紹介菊芋とは北アメリカ原産のキク科の植物で、太陽の花ともいわれる背の高いきれいな花を咲かせます。そして寒い時期になると枝が枯れ、根が大きくなり、菊芋が収穫できるようになります。 体に

この野菜!どうやって食べるの?「ハヤトウリ」

生駒の青空市場でも秋になるとよく見られるのが、洋梨のような形が特徴的なハヤトウリ。一見ごつごつとした風貌で硬そうな表皮は、まるで隕石みたいです。おしりもシワシワで、どこをどうやって食べたらいいのかわからない野菜の一つです。 生駒の農家さんに聞いてみた 青空市場で、販売している農家さんに話を伺ってみると、実はとっても使いやすい野菜だそうで、味わいはあっさりとしてクセがなく、浅漬けやサラダ、炒めものにすればコリコリ食感の歯ごたえが楽しめて、煮物やスープにするとお出汁をよく吸っ

干し柿つくりは意外に簡単!今年チャレンジしてみませんか?

生駒の柿で干し柿を作ってみませんか?秋も深まり、生駒の直売所には秋の味覚がびっしり並んでいます。富有柿などの甘柿に交じって、枝付きのまま販売されているのは干し柿用の渋柿です。 柿は、奈良県の名産品で、和歌山県に次いで全国2位の生産量(農林水産省「令和4年産作物統計」)を誇りますが、生駒は大きな産地というわけではありません。各農家さんでは、先祖代々柿の木を守りながら、収穫した柿を直売所などに出荷されている方がほとんどです。 ハードルの高いと思われがちな干し柿づくりですが、実

冬瓜(とうがん)は、簡単に調理できておいしい夏野菜です

冬瓜(とうがん)をご存じですか?夏から秋にかけて旬なのに、名前が冬瓜。生駒市でも冬瓜を作る生産者さんは多く、直売所にもよく並ぶ野菜です。でも売り場で見かけても食べ方がわからない方も多いのではないでしょうか? 今回は、冬瓜の美味しさをお伝えして、冬瓜の代表的な調理方法や保存方法をお知らせします。 まずは名前の由来から冬の瓜と書く「冬瓜(とうがん)」は、ウリ科の野菜で、キュウリやスイカ、カボチャ、ズッキーニなどと同じ仲間ですが、名前に反して、冬の野菜ではなく8月から10月ごろ