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第2回みらいミーティングを開催しました!

こんにちは。
生駒市役所拠点形成課の淡路谷(あわじたに)です。

この記事では11月6日(日)に開催した、「第2回生駒駅南口みらいミーティング」の当日の様子や担当者の感想をお伝えします。

 

南口の未来を考えるみらいミーティング

現在、生駒市では、生駒駅周辺を本市の玄関口および宝山寺の門前町にふさわしい、にぎわいと風格のある都市拠点とするために、生駒駅南口エリアでのまちづくりを進めています。

生駒駅南口のまちづくりに関する記事はこちら

今後の南口の未来を考えるまちづくりのはじめの一歩として、9月に開催した第1回目に続き、「第2回生駒駅南口みらいミーティング」を開催しました。

第1回目の記事はこちら

当日の様子

当日は第1回の参加者を中心に、地域の住民の方、南口あるいは市内で事業を営んでおられる方、地域の自治会長、まちづくりに関心をお持ちの方など、30名の方にご参加いただきました。

当日のタイムテーブル
1.はじめに
前回の振り返り、アドバイザーからのお話(事例紹介等)、社会実験チームの取組状況について
2.ワークショップ&ディスカッション
ワークショップ「プロジェクトをきっかけにまちのみらいを考えよう!」
全体ディスカッション「みらいの「まちの姿」と「お客さん」」


前回の振り返りとまちづくりの事例紹介

まちづくりの専門家で、本ミーティングのアドバイザーである、近畿大学・宮部先生からポルトガルのリスボンで、まちの市場の半分をフードコートにリノベーションし、まちの賑わいを生み出した事例の紹介がありました。「既にある資源を活かすこと」「地域・場の情報発信をする」「地域のコンテンツを生み出す」という3つのことが、まちの将来像を考えるうえで重要であることを学びました。

近畿大学・宮部先生


また、奈良先端科学技術大学院大学・諏訪先生からは、ご自身の研究やまちをより便利に、より楽しくするためのアプリなどの紹介と、ミーティング中にいろいろなアドバイスがありました。
そのほか、10月1日の社会実験キックオフ会議で発足した社会実験チームの取り組みについて、各チームのメンバーから発表し、状況を共有しました。社会実験の取り組みは別の記事で紹介予定です!

社会実験キックオフ会議の記事はこちら 


奈良先端科学技術大学院大学・諏訪先生
諏訪先生からご紹介いただいたアプリ「ためしば」

諏訪先生からご紹介いただいた「ためしば」アプリの詳細はこちら

社会実験の取り組みの紹介

まちのみらいを考えよう!

「プロジェクトをきっかけにまちのみらいを考えよう︕」というテーマで、グループワークを行いました。
第1回目のミーティングなどで参加者の方から出た“南口でやりたいこと・あったらいいと思うこと”をもとに、「チャレンジ⽀援・にぎわいづくり」「滞留空間づくり」「場づくり・施設整備」「まちなみづくり」「情報発信」の5つのテーマに分かれて、ターゲットや取り組みを起点に、想い描く将来のまちの姿を話し合いました。

滞留空間づくりのテーマでは、住民も来街者も過ごしやすく、ここで過ごすことが思い出に残るようなまちになってほしいという思いから、「居心地のよい場所になってほしい」という意見があがりました。また、場づくりのテーマでは、塾が多い南口において、まちの未来である子ども達をみんなで応援できるようなまちでありたいという思いから「人と人とのつながりや、関わりしろ・参加しろが感じられる場所になるといい」「子どもや若者の居場所があり、地域で子どもを育てる意識がある場所にしたい」という意見があがりました。ほかには、市外から遊びや旅行に来る人を歓迎しつつも、ここで暮らす人が心地よく生活できることをベースに考えようという意見や、生駒らしいまちなみや路地を活かしたい、などみなさんの様々な思いが見えてきました。

「場づくり・施設整備」のグループ
「チャレンジ⽀援・にぎわいづくり」のグループ
全体共有の様子
全体共有の様子
話し合ったの内容をまとめたグラレコ

グループワーク後には、宮部先生から、今後、まちづくりを進めていくために、商店街や自治会、事業者、商工会議所、市など生駒駅南口の関係者が集まり、まちづくりを継続的に考え、取り組んでいく組織体(エリアプラットフォーム)を組成する利点などをお話しいただきました。引き続き、まちの将来像に考えを深めながら、並行して持続的にまちづくりに取り組む体制づくり進めていくことを確認しました。

ミーティングを通じて担当者が感じたこと

今回のミーティングでは、第1回で出た“南口でやりたいこと・あったらいいと思うこと”をきっかけに、まちの将来像を話し合いました。
僕が話し合いに参加した「滞留空間づくり」チームでの話の内容の一部をご紹介します。

・今の少しレトロな良さを残しながら、「居心地がいいまち」になることが必要で、それは例えば「目的がなくても行きたくなるまち」「15分くらい滞在したいまち」だと思う。「居心地がいいまち」になるために、ベンチなどが単においてあるだけでなく、ゆっくり過ごせる「空間」があることが大切。
・人情味があるまちの良さをこれからも活かして、近所に住む人たちやお客さんがゆっくり過ごして、交流が生まれるようなまちになってほしい。また、その発展として、例えば家事が苦手など、福祉未満の困りごとを助け合うような交流が生まれたらより良い。
・子どもが、南口で過ごすことが思い出になり、自分のまちだと思うことが良いと思う。南口で楽しく過ごしてほしい。

多様な視点からたくさんの意見が出てきました。近所に住んでいて普段からこの場所を利用する方や最近引越してきた方、事業をされている方などそれぞれ違う立場の方が一緒になって話をしたからこそ、様々な意見が出ました。

「滞留空間づくり」のグループ

ちょっとだけ裏話

少し裏話をすると、今回のワークの内容は、話がしやすいように様々な工夫をしました。
将来像ってどんなものがいい?と聞かれるとすごく難しく、話が止まってしまうように感じたので、考えるきっかけをたくさん用意することや、みんなで埋めていくワークシートをかわいくデザインして楽しく話ができるようにするなど、様々な工夫を凝らしました。そんな工夫や参加した皆さまのご協力もあって、今回たくさんの意見を出し合うことができました。
みらいの南口の姿にワクワクするのと同時に、参加いただいた方や、普段から様々な方にご協力いただいていることに改めて感謝を感じました。いつもありがとうございます!これからも南口とご協力いただいく皆様のためにしっかり取り組んでいきます!

ワークシート

今年度のみらいミーティングは、次回が最終回です!
これまでのみらいミーティングやアンケートなどでみなさまから頂いたアイデアをもとに作成する、生駒駅南口の「みらいビジョン(素案)」についての意見交換を予定しています。
また、並行して社会実験チームの取り組みも進めています。(詳しくは次回以降の記事でご紹介します)
引き続き関係者の皆さまのご協力のもと、まちづくりに取り組んでいくのでご協力よろしくお願います!